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『EVERYDAY NOTES』

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『OPENNING NOTE』

 
 

EVERYDAY NOTES - archive - 2012 febuary

2月29日(水)
 朝から空は真っ白、雪、雪、雪。タクシーが捕まらず、打ち合わせに遅刻する。お昼まであれこれみっちり話し合う。今後の方針も確認。雪降る中の帰宅。

 午後、メールなどの雑務。新規プロジェクトの展開図などをチェック。夜、確定申告のために、領収書の整理を本格的に進める。サッカー日本代表は、ウズベキスタンに惜敗。やはり、本田のいないジャパンは弱いのか?

 深夜、如風庵のスケッチを進める。

2月28日(火)
 午前中、メールなどの雑務。渋谷のユーロスペースにて映画『鬼に訊け/西岡常一の遺言』(監督:山崎佑次、2011)を観る。法隆寺の棟梁から薬師寺の改修の仕事を丹念に追ったドキュメンタリー。とにかく西岡氏の見ている世界の「時間」が遠い過去から遠い未来まで凄い厚みがあることに感動する。建築にはそうした、圧倒的「時間」との関わりあい方ができる。ガウディとサグラダファミリアの関係と重なった。

 昼、ABCにてアルテスパブリッシングの鈴木さんと打ち合わせ。本を手に取りながら装幀などの方向性を検討。綺麗な中庭の見える喫茶店で打ち合わせ。その後、ときの忘れものにて打ち合わせ。5月末の展覧会について、15作品を収めたポートフォリオ(銅版画集)の木箱を設計することになった。檜の木箱にしようと思う。続けて安東陽子デザイン事務所で、新規プロジェクトの打ち合わせ。

 模型材料を買って帰宅したらもう夜になっていた。明日の打ち合わせ資料と模型の仕上がりをチェック。

 深夜、新作のドローイングを描く。BGMはジェームス・ブレイクで音楽に触発されて、集中して筆が進み、ついに完成する。サインを入れ、これにて羽鳥書店より刊行予定の作品集に収めるドローイングはすべて出揃った。いよいよ、こっちの本づくりもエンジン全開。

2月27日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。今できることをきちんと仕上げていって、仕事を進めたい。如風庵の平面図を検討、スケッチ。

 午後、新規プロジェクトの展開図をチェック。細かいポイントを修正しながら、設計の密度を上げていく。同時進行で模型も進めていく。仕上げを貼っていくと空間の質感らしきが模型でも立ち上がってくる。

 夜、『バカボンド』を読み進める。マンガだが、絵が引き込むのと同じくらい哲学的にも引き込まれる作品。『スラムダンク』が人間の「生」なら『バガボンド』は「死」をテーマにしているので両者は反転している2つの作品だが、構造的には共通項の多い作品のようだ。現在、18巻。

2月26日(日)
 午前中、のんびりして過ごす。サンジャポなんて見るのはいつぶりか。すぐに東京マラソンにチャンネル変えちゃったけど。

 昼、メールなどの雑務とデスクワークを少々。午後、ドローイングの新作を描く。日頃は深夜に描くことが多いが、陽のある時間帯に描くのは珍しく、ちょっと雰囲気の違った線が出てきたように思う。休憩には『バガボンド』を読む。

 夕方、桑沢デザイン研究所へ。2年前から教える仕事をさせてもらっているが、その一番最初の教え子たちの卒業設計展。僕は彼らの入学して本当の一番の授業を受け持ったので、彼らが卒業だと思うと感慨深い。優秀者のみの展示だったので、みんなの作品が見たかったが、さすがに選ばれている学生は力作ぞろい。本人たちもいてしっかりクリティックし、懐かしい面々と談笑。

 夜、早坂紗知さんのバースデーライブ。僕のサックスの師匠であり、素晴らしいライブを聴かせてもらった。2ndステージからはバリトンサックスに息子さんも登場し、親子競演まであった。オンステージの方々の表情がいきいきと音楽にも現れ、エネルギーをもらった。

 深夜、再度ドローイングを描く。いいライブや展覧会に行くと、自分の創作意欲がかられる。何より、今日のライブは風景が見えるようだったので、筆が進む。『バガボンド』を読んで寝る。12巻まで。

2月25日(土)
 午前中、メールなどの雑務。昼から日大にて1年間の反省会を含めた教室会議。日大船橋校にて「ベーシック建築デザイン」という授業の非常勤講師をやらせてもらった中で感じたことを意見交換し、これからの教育の向上に役立ててもらう会議。その後、懇親会に参加。

 深夜、『バガボンド』を読み始める。何だか『スラムダンク』とは正反対なテーマを描いているようで、根底に流れている構造は共通しているのではないかと感じる。とにかく面白い。

2月24日(金)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。来週の神戸出張を調整する。楽しみな仕事が実現する。わくわく。

 昼、如風庵の新しい平面を検討していく。内部空間と外部との繋がりや土間の在り方がコンセプトになりそうだ。新規プロジェクトの詳細図も進めていく。展開図などの修正作業が続く。

 夜、数学者の森田くんとデザイナーの小石くんと3人で飲む。先日、凱風館で内田先生に紹介された2人とゆっくり語り合う。のっけからのマシンガントークで、千本ノック状態。気がつけば12時をとっくに過ぎていた。同世代のこうした異分野で活躍する友人は何にも代え難い。何より、みながオープンマインドなので、この開いた間隔の共有がいろいろと接続していく。似てるようで似てない、似てないようで似てるような3人な気がする。

2月23日(木)
 午前中、プレゼンテーション資料のチェックと仕上げ。模型ボックスも完成し、大きな模型を持って打ち合わせ。外は雨。みっちり2時間打ち合わせて、あれこれと決めていく。見積り調整が来週から始まるので、身が引き締まる。

 夕方も引き続き打ち合わせ。このプロジェクトも長期スパンで考えないといけないが、面白いことができそうだ。それと同時にもっともっと勉強しないといけないと感じる。

 夜、カラオケボックスにてアルト・サックスの練習をする。唇がヘロヘロに疲れるまで吹いていた。まだ右も左も分からないけど、大変面白い。

2月22日(水)
 朝六時起床。つくばまで「木造3階建て学校の実大火災実験(国土技術政策総合研究所)」を見学に行く。着火して2分でガラスが割れる。その後みるみる炎は燃え広がり、半時間ほどであっという間に全体が燃え、離れて見学していても熱いくらいだった。バチバチ、ゴーゴー、凄い音と共に外壁が燃えてなくなり、軒と屋根も凄い勢いで燃えていった。75分が経過して防火壁の脇、建物の中間部分がごっそり崩壊。95分で防火壁も倒れて崩壊していく。総じて火の猛威、燃え上がるスピードが早いと思った。これは、もちろん実際の校舎の場合はガラスやサッシ、天井仕上げを不燃材にするなど色々と更なる検討はいくらでもあるだろうが、「やってみないと分からない」ということは沢山あるので収穫は大きかったびではないだろうか。これが法改正に繋がり、木造3階建ての小学校が建てられる日がくると良いが、あの火を見ると、「安全性」という言葉に裏打ちされる実験の結果の大切さを感じる。木材の推進を進めてほしいけど、子供たちの命を何より大切に考えないといけないことは当然の共通認識だ。実験結果とは直接関係ないが、綺麗な杉の新築の建物が、目の前で燃え崩れるのを見るのはもちろん人生初めてで、心の痛む想いだった。(リアルタイムでの連続写真ツイートはこちらでどうぞ >>> TWITTER

 昼前の電車に乗って東京に帰ってくる。事務所では3人の学生とスタッフが仕事を進めてくれていた。大きな模型が立ち上がっていく。イメージしていた空間の質やバランスを確認していく。

 夕方、マトグロッソの新連載原稿を仕上げて、送信。夜も模型と展開図の確認作業。プレゼンテーション資料をずっと進めていく。全日本サッカーを見ながら領収書の山と格闘。マレーシアに4-0で快勝し、オリンピック出場をぐっと引き寄せた。

2月21日(火)
 午前中、新規プロジェクトの打ち合わせ。3時間、これまたみっちり話し合う。沢山の人が絡んでくるので、それをしっかりオペレーションせねば。

 午後、早速模型を進めながら平面図と展開図。標準ディテールもチェック。夕方、原稿を手を加える。夜もずっと展開図の確認。深夜、ちょこっと確定申告のために領収書の整理をいよいよはじめる。2月もあと1週間と1日か。

2月20日(月)
 午前中メールなどの雑務と電話対応。5月のときの忘れものギャラリーでの銅版画展のためのショート・エッセイの原稿を書いて送信。

 午後、新規プロジェクトの平面図と天井伏図との調整を進めて展開図をチェック。夕方、金箱構造設計事務所で打ち合わせ。夜は、打ち合わせのフィードバックを進める。

 深夜、新作ドローイングを描くもなかなか筆が進まなかったので、やめて、本を読んで気分転換。

2月19日(日)
 朝一で鎌倉へ。親友と朝飯を食べながら近況報告。買ってもらったドローイングを一次預かる。これで羽鳥書店での作品集制作のためのオリジナルが着々と集まってきた。

 昼前、小林秀雄旧宅、山の上の家へ。雪が降り始める中、第一回池田塾が始まる。池田さんの挨拶から始まる。自身が雨男であるというお話しからはじまり、正に今日もこうして雪が降ったことが天国で小林先生が喜んでいるというエピソードから始まる。塾の在り方についてもお話しをされてから、20名ちょっとの塾生の自己紹介。その後、いよいよ第一回のレクチャースタート。近代の時代に流れていた空気、あの時代のもっていた批評性、現代における塾・共同体の在り方、小林秀雄全集について、感じることの大切さについて、「俗中の俗」と「俗中の真」などについて、具体的なエピソードも交えてお話しを聴く。年間テキストは、何と昨日僕がたまたま本棚からピックアップした『美を求める心』ということを聴いた時はビックリした。直感が当たると妙に嬉しいもの。その後、懇親会。「山の上の会」の方々も合流し、色んな人と話し込む。とにかく、まだまだ皆さんのことを知らないが、素敵な仲間に出会えたようで嬉しい日曜日となった。

 今日は実に不思議な集まりだった。しかし、よく考えたら、老若男女デコボコな人たちがこうして一堂に介することってなかなかどうして珍しい。似た者同士は群れるが、こうした不思議な集まりってのは面白いバイブが流れていて心地よい。こうした磁石をもっている人は魅力的だ。茂木さんも池田さんもそうした存在感と人柄があり、貴重な時間を過ごさせてもらった。

2月18日(土)
 午前中、メールなどの雑務。事務所の掃除をし、日大船橋校舎へ。卒業設計審査会にてクリティック。短大なので、2年生なのに卒業という区切りとしてこうして卒計をやるのはとてもいいこと。発表者だけだったのが残念。同級生も下級生も優秀者の発表を聴いて、切磋琢磨してもらいたいものだ。

 夜、羽鳥書店の作品集のための原稿などあれこれと仕事を進める。新作ドローイングも少しばかり進める。深夜、明日の予習を兼ねて、『小林秀雄全作品21』を本棚から取って、「美を求める心」を読んで寝る。

2月17日(金)
 午前中、中島工務店東京支店長が来所。見積りの打ち合わせ。全体の方向性とプロジェクトの進め方をみっちり3時間話し合う。同時に模型をどんどんつくり込む。

 昼、展開図をチェックして、赤を入れていく。その後、赤坂の白井版画工房へ。展示用の版画の刷り上がりをチェック。綺麗に色味も出ていて、満足。15枚のセットにサインを入れるために持って帰る。それから大坊珈琲で打ち合わせの後、新素材オルガヘキサの社長と合流し、ほぼ日刊イトイ新聞事務所で打ち合わせ。実物を見てもらい、あれこれとブレスト。面白い展開に期待したい。

 夜、平面図と展開図の微調整が続き、メールなどの返信に追われる。深夜、何だか思い立って坂口安吾を拾い読み。

2月16日(木)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。朝から寒かったが、昼には雪もちらつく。午後、打ち合わせ一本。新規プロジェクトの見積り図面のチェックと修正が続く。夕方、安東デザイン事務所にて打ち合わせ。あれこれとプロジェクトの進め方を相談。

 夜、明日の見積り図面をひたすらチェック。厳しいスケジュールだが、しっかり進めたい。雑読の後、就寝。

2月15日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昨日の打ち合わせのフィードバックをあれこれと検討し、進めていく。スケジュールも仕事量も綱渡りが続くも、またダブルブッキングなど、問題は起こしてない。

 午後、原稿を1本進めて、如風庵の平面を検討。夕方、目黒で打ち合わせ一本済ませるたら、恵比寿でもう一本。マトグロッソでの新連載についてキックオフミーティング。いろいろと話し合い、3月22日の木曜日から毎週連載をスタートできるように約束する。身の引き締まる思いだが、頑張りたい。

2月14日(火)
 午前中、デスクワークに追われる。溜まっていたメールを一気に返信。午後、展開図の赤入れと総チェック。全体のバランスを考えながら進めていく。

 夕方、白銀台にて打ち合わせ。全体の方向性をしっかりと確認しながらポイントを整理していく。2時間みっちり話し合い、とても建設的な打ち合わせとなった。そのまま電話対応やメールなどのフィードバック作業。

 深夜、ドローイング作業を進める。桜クレパスと製図ペンの組み合わせで描いている新作もいよいよ山場に差し掛かる。とにかく楽しい作品になりそうだ。

2月13日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。展開図の方向性と図面チェック。昼、現場で打ち合わせ。工務店の職人さんらと工事について話し合う。

 午後、大久保にてサックス・プレーヤーの早坂紗知さんと合流し、楽器屋へ念願のサックスを買いに行く。その場で先生に7本のアルト・サックスを吹き比べてもらい(しかも僕の大好きなスタン・ゲッツのナンバーを吹いてくれた)、音の幅や色味、明るさを聴き込んでいく。直感も働かせ、丹念に何度も比べて、フランス製のセルマーのシリーズ3の中古を購入することにした。マウスピース一つ違えば音がガラッと変わる。そこで、早速、腹式呼吸や、ドレミから教えてもらい、まずは「ソ」の音を綺麗に吹けるように練習する。慣れない唇の運動に、すぐに筋肉痛みたいになる。しかし、何事もこうした「人生初めて」ってのは楽しいものだ。大切に使いながら「楽しく遊びなさい」という先生のお言葉をもらい、ウキウキ気分で帰宅。ベースを弾く親父といつかセッションできるようになりたい(いつになるやら)。

 夕方、事務所に戻って仕事。展開図の赤入れと、新しいアイデアについてスケッチしていく。気がつけば深夜を過ぎていた。何だかとってもフレッシュな月曜日であった。やることが山ほどある今だからこそ、サックスをやってみたいと思ったし、新しいことにチャレンジする行動に出たら、きっとまた色んなものが相乗効果をつくると信じたい。

2月12日(日)
 快晴の気持ちのいい日曜日。午前中、事務所の掃除をしながらゆっくりする。昼、プレゼン資料の最終チェックをし、午後から打ち合わせ。T邸と名付けていた住宅を「如風庵(じょふうあん)」如月の風、もしくは、風の如しという意味合いを込めて命名。その後みっちり3時間弱、設計の打ち合わせ。いろいろと検討しつつ。少しずつ方向性を決めていく。楽しい打ち合わせとなった。

 夜は、恵比寿で豚しゃぶを食して少しばかり日曜日らしい時間を過ごす。深夜、新作のドローイングに手を加える。かなり全体のバランスも見えてきたので、しっかりとこの調子で進めたい。こうした創作作業と設計、文章執筆などバランを保ちながらそれぞれが気持ちよく影響しあっている。マラソンや合気道で身体を動かしたり、生活のバランスをいかにつくっていくかを意識したい。読書や映画を見て、インプットをすることも怠けていられない。

2月11日(土)
 午前中、メールなどの雑務とT邸の設計を進める。土間を延長した新しいアイデアの確認。明日の打ち合わせの準備もほどほどに、午後写真美術館へ。恵比寿映像祭を見る。サラ・モリスがミースとジョンソンの建築を撮ったドキュメンタリー作品がとっても良かった。何ともドライに建築との距離を取った距離感が逆に建築のもつ神聖なものを見事に浮き彫りにしていたようだ。

 夕方、続けて渋谷文化村でフェルメールの展覧会を見る。手紙をテーマにした3枚のフェルメールはやはり圧巻。その光の捉えからの美しさ、また確実な造形はあらゆる角度から見てもすごい立体感で立ち上がる。

 夜は、来京中の山本浩二画伯夫妻と食事。音楽や建築の話から、とにかく楽しい、美味しい時間を過ごす。僕の周りには本当にリスペクトして止まない素晴らしい方々がいて、頑張れる。深夜、何冊かの本を雑読し、寝る。

2月10日(金)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、あれこれと書類作成作業。

 午後、新しいプロジェクトの展開図を進める。細かいポイントを確認しながらの作業。夜もみっちり打ち合わせで、意見交換。

 深夜、新作のドローイングを進める。まだまだ完成しないが、かなり進んできた。

2月9日(木)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、新規プロジェクトのあれこれを決めていく。平面図と展開図をチェックしていく。

 夕方、羽鳥書店より5月に出版予定の作品集に載せる文章を書き進める。やっと大枠が完成した。T邸の平面図も確認。ホームページのアーカイビング作業も進める。辺りは暗くなって、あっという間に1日が過ぎていた。

 深夜、新作のドローイングを描き進める。ここ最近、よく集中して描けている。桜クレパスで色を落とし込んでから、いつもの製図ペンで幻想都市風景を描いていく。

2月8日(水)
 午前中、打ち合わせ一本。3時間弱、みっちりあれこれ話し合う。その間、懸念していた『みんなの家。』の本づくりにおけるビックアイデアが実現するという連絡が入った。緊張してお手紙を書いたこともあり、想いが伝わったようで本当に嬉しい。こういうのがあるから頑張れる。ヨシヨシ。

 午後、所用で早稲田大学へ。懐かしい。キャンバスは全然変わっていなかった。ここに戻ると初心に帰ることができる、そんな港(ハーヴァー)としての場所があることの教育的意味合いは大きい。夕方、早速模型と図面をチェックし、これからの進め方について決断していく。

 夜は、新作のドローイングを集中して描き進める。今日は線でなくて色を塗り込む作業に徹した。完成している作品とリンクさせて描くので、自分の中で時差を楽しみながらの作業が続く。

2月7日(火)
 午前中、中島工務店東京支店長が来所。新しいプロジェクトについてあれこれ打ち合わせ。あっという間に3時間、厳しい内容となったが、ぜひとも進めたいので頑張りどころだ。

 昼、銅版画の資料を整理して、展覧会の準備を進める。T邸の図面と模型をチェック。週末の打ち合わせに向けて、資料の準備に取りかかる。あっという間に暗くなって1日が過ぎていく。

 深夜、集中してドローイングを描く。5月に羽鳥書店より出版予定の作品集に収める最後の作品になるだろうから、しっかり良いものを描きたい。

2月6日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。午後、T邸の平面の新しいアイデアを考える。外部との関係で今までとは違ったものを展開する。気がつけば辺りは暗くなっていたが、雨は少し止んだようだ。

 夜、ドローイングの新作に取りかかる。羽鳥書店からの作品集に収めるもの。さ、今月中にこの作品をしっかり完成させたいものだ。コツコツ描き進めるしかない。深夜、いつもより早く就寝。

2月5日(日)
 午前中、メールなどの雑務。昼、凱風館にて内田先生と防音工事などの打ち合わせ。数学者の森田さんと小石さんと会って、色々話し合う。とても魅力的なお二人で、その後合気道のお稽古へ。僕は病み上がりのため見学。

 午後の新幹線で帰京。車内、ぐっすり寝る。夜、兼ねてからずっと聴きたかった早坂紗知さんのサックスをついに下北のレディ・ジェーンにて聴く。楽器がまるで身体の一部かのように扱われていて、とてもパワフルで美しい音色を響かせていた。久しぶりの生音楽に気持ちよくなる。

 深夜、3日ぶりの自宅/事務所を掃除して、新しい週に備える。もう2月だし、頑張っていこう。

2月4日(土)
 午前中、メールなどの雑務。昼、京都にてファミリーディナー、ゆっくりした素敵な時間を過ごす。

 午後、凱風館にて甲南麻雀定例会。追加工事で完成したロフトの本棚にマンガを配架していく。いよいよ凱風館から段ボールが姿を消す。麻雀は、3戦1勝。まだゆっくり読書できるほど体力が回復していないが、もう普段通りの行動ができるようになってきた。

2月3日(金)
 午前中、ほぼ日の乗組員渡辺女史と奈良駅で合流し、吉野へ。徳田銘木を営む徳田さんに工場を案内してもらい、銘木の数々を拝見する。建築における使い方や家具などの展開の可能性についてあれこれ考える。昼は、1000本桜で有名な吉野山を案内してもらい、おうどんと柿の葉寿司を頂く。

 午後も木材工場など吉野を案内してもらって有意義な時間を過ごす。夕方、実家に帰って家族と恵方巻きを食して、ゆっくりする。やっと身体が回復してきたようだ。

2月2日(木)
 昼までゆっくり寝て、午後、メールなどの雑務。スタッフと打合せをし、今後の方針を話し合い、夕方の新幹線で実家へ帰郷。

 夜、温かいうどんを食して、お薬飲んで寝る。『あかね空』(監督:浜本正機、2006)を観る。豆腐屋さんのお話し。時代背景もよく分かり、大変面白い映画であった。

2月1日(水)
 朝からずっと寝て、とにかく身体を休める。インフルエンザはなかなか強敵のようだ。

 夕方、ときの忘れものギャラリーにて、5月にやる銅版画展の打合せ。夜は、また早々に就寝。自分の体力を過信し過ぎていたようだ。

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